ブルーレイとは

 ブルーレイとは次世代DVDの規格の一つです。他の規格はHD−DVDがあります。現在、次世代DVD競争が熾烈に行われています。しかし、なぜ、DVDがようやく普及してきたところに、次世代DVDが必要になるのでしょうか?それは、現行のDVDでは容量が少なくて高画質の地上波デジタル放送などの高画質番組が高画質で録画できないという致命的な問題が出てきたためです。そのため、次世代DVDが急がれたのでした。

ブルーレイとHD−DVDの特徴

 ブルーレイの特徴としては、技術的には50キロバイト超まで対応できる大容量の大きなところです。しかしながら、現行のDVDと互換性がないというのが欠点といえば欠点です。他方のHD−DVDは現行のDVDと互換性があるため、現行DVD使用者からの移行は比較的容易だと思えますが、記憶容量の大きさの点でブルーレイに劣ります。まとめていえば、記憶容量重視型のブルーレイに対して、現行のDVDとの互換性を重視したHD−DVDといえます。どちらを選ぶかが問題となります。ブルーレイとHD−DVDとではこれも全く互換性がなく、消費者は頭を痛める問題となります。一つの方法としては、画像重視の録画を中心に使用すれば、ブルーレイを選択するのがベターとだと思います。また、パソコンでは、マイクロソフトがHD−DVD陣営についており、パソコンの記憶メディアに使うのなら、HD−DVDが便利だということになります。

ブルーレイとHD−DVDの対決

 ブルーレイとHD−DVDは今後について考えてみましょう。メディアの規格競争ではソフトを供給するソフトメーカーの動向が大きな鍵となります。そこで、大手映画会社の動向をみてみるといろいろと経緯があって、ブルーレイ陣営とHD−DVD陣営のシェアがほぼ同じでどちらを選ぶか迷ってしまいます。

そこで、テレビを中心とした家庭でのAVネットワーク中心のレコーダーとして考えてみると、家電の松下電器、ソニー、シャープがブルーレイ陣営であり、HD−DVDは東芝がいるだけで、レコーダーの分野では、ブルーレイの圧倒的な有利が考えられる。しかし、、一方、NECやIBMにマイクロソフトの影響力の大きなパソコン分野ではパソコンにHD−DVDが標準装備となることが考えられ、パソコン使用者にはHD−DVDが必需品ということになり、ブルーレイとHD−DVDの対決の未来はまだ、わかりません。